2015年11月05日

カフェオレ飲み比べ


焙煎士の松下です。

今回は、9種類のスペシャリティコーヒーで、カフェオレを作って味を比べてみました。

コーヒー豆 各15g
濃い目に抽出したコーヒー 各100cc
牛乳 各100cc

スペシャリティコーヒーは、
@コロンビア・ラ マヌエラ農園(シティ) 
Aパナマ・ハートマン農園(ミディアム) 
Bニカラグア・リモンシーロ農園(フレンチ)
Cグァテマラ・エスペランザ農園(フルシティ)
Dグァテマラ・エルインヘルト農園(シティ)
Eルアンダ・ニャルシザ(シティ)
Fエチオピア・イルガチョフ(ミディアム)
Gインドネシア・アチェ(フルシティ)
Hケニア・キフユ(フルシティ)

カフェオレ

スタッフで味比べをしました。

カフェオレ

カフェオレ

結果は・・・
@全体のバランスが良く、キャラメルのような甘味を感じる。カップカップ
Aクリーミーな質感とドライフラワーのような香り。カップカップ
B深煎り特有の刺激あり。
Cミルクに負けない苦味と甘味、爽やかな余韻。カップカップカップ
D良い甘さと、上品な香り。カップ
Eミルクティのような質感に、冷めるとチョコレート風味。カップ
Fミルクティの質感に、ヨーグルトのような酸味。フローラルな香り。カップカップ
Gチョコレートのような苦味と甘味のバランスが良い。カップ
Hキャラメルのような甘い香りと、複雑な余韻。カップカップ

グァテマラ・エスペランザ農園(フルシティ)が一番人気でした。
カフェオレには、深煎りコーヒーが適しているというのが定石ですが、
今回は逆に浅煎りのコーヒーが高評価。
次はインドネシアやケニアの深煎りも試してみます。


drip bar COFFEE AND CRAFTS
ドリップバー コーヒーアンドクラフツ






posted by ドリップバー at 18:46| Comment(0) | 味比べ

2015年10月20日

スペシャリティコーヒーでインスタントコーヒーを製造してみました


焙煎士の松下です。

今回の実験ブログ。

スペシャリティーコーヒー(ニカラグア リモンシーロ農園 イエローパカマラ)を使い、
インスタントコーヒーを手作りしました。

中細挽50gのコーヒーを極めて濃く抽出。

スペシャリティコーヒーでインスタントを製造

こちらはドリップ後のコーヒー豆。

スペシャリティコーヒーでインスタントを製造

3個のビーカーに分けて、時折、風を当てながら8日間乾燥させると・・・
2.7gの「乾燥コーヒー」が完成しました。(0.9g×3個)

スペシャリティコーヒーでインスタントを製造

そして、試飲。

100ccのお湯で溶いて、試飲しました。
まず、色は少々濁っています。
良い香りはせず、焼き栗の皮のような風味。
苦味とコクは少しあり、酸味はなし。

スペシャリティコーヒーでインスタントを製造

ちなみに、
市販のインスタントコーヒー2gも、100ccのお湯で溶いて、飲んでみました。
色は、こちらも少し濁りめ。
香りと味は、ご存知の通り。

スペシャリティコーヒーでインスタントを製造

さらに、ニカラグアをドリップしたコーヒー出来たて。
色は、きれいに澄んでいて、
香り、酸味は十分にあります。

スペシャリティコーヒーでインスタントを製造

他の実験の途中で、寄り道してできたスペシャリティコーヒーのインスタントコーヒー。
市販のものより、じゅうぶんおいしく飲めました。
手間はかかりますが。


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posted by ドリップバー at 13:55| Comment(0) | 抽出

2015年10月06日

4種の温度で抽出実験


焙煎士の松下です。

コーヒーについての実験の2回目。
今回は、4種類の温度で抽出する実験をしました。

5gのコーヒー豆を入れたビーカー。
豆はニカラグア。

コーヒーの抽出温度

ビーカーに、20℃、40℃、60℃、80℃の温度の水(湯・各50CC)を注ぎ、
10分後に濾(こ)して味をみます。

コーヒーの抽出温度

コーヒーの抽出温度

結果は・・・

<20℃>
温度が低いせいで、色があまり出ず、水と豆がキレイに分かれて見えます。
味は、良い酸味が際立つものの、苦味、コクともに弱くて全体的に薄い印象。

コーヒーの抽出温度

<40℃>(左から2番目)
コクがまだ薄いものの、酸味やフルーティ感が出て良いバランス。苦味はまだ薄い。

コーヒーの抽出温度

<60℃>(左から3番目)
一気に苦味が強くなり、酸味も強く感じて酸っぱ苦い。あまり良くない感じ。

コーヒーの抽出温度

<80℃>(手前のビーカー)
苦味やコクも出て酸味も落ち着いた感じでバランス良し。

コーヒーの抽出温度

高温で抽出すると酸味が強く、低温では酸味が弱い
という一般的な説とは少し異なる結果に・・・。

60℃が予想より不味く、40℃が意外と良いバランスでした。

焙煎度合や豆の種類によっても違った結果になると思うので、
今後も引き続き試してみます。


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posted by ドリップバー at 19:09| Comment(0) | 抽出温度

2015年09月26日

ドリッパー実験


焙煎士の松下です。
南青山でdrip bar COFFEE AND CRAFTSというコーヒーカウンターにおります。

このブログでは、コーヒーについての様々な実験を行います。

1回目は、4種のドリッパーでエチオピア産イルガチョフの特徴を出す実験。

右から
オリジナルの円錐形、
ステンレスメッシュ、
カリタ、
ウェーブフィルター。

ドリッパー

豆はイルガチョフ、ナチュラル、シティロースト、15g。
お湯は88℃。
30秒で15cc注ぎ、30秒蒸らした後、2分間で160cc抽出しました。

ドリッパー

まずは、オリジナル円錐形。

ドリッパー

甘味、フローラル感、酸味、苦味全てが際立った感じ。冷めると苦味が気になるので、微粉を除く等の工夫が必要か。

次に、ステンレスメッシュ。

ドリッパー

コクが出るものの、酸味があまり無く、苦味が際立つ。

次は、カリタ。

ドリッパー

甘味、フローラル感、軽い酸味、冷めても美味しい。

そして、ウェーブフィルター。

ドリッパー

円錐形と同じく微粉を除く等の工夫が必要か・・・。

実験結果を踏まえて、新ドリッパーを開発中です。

ドリッパー


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ドリップバー コーヒーアンドクラフツ






posted by ドリップバー at 17:11| Comment(0) | ドリッパー