焙煎士の松下です。
コーヒーについての実験の2回目。
今回は、4種類の温度で抽出する実験をしました。
5gのコーヒー豆を入れたビーカー。
豆はニカラグア。

ビーカーに、20℃、40℃、60℃、80℃の温度の水(湯・各50CC)を注ぎ、
10分後に濾(こ)して味をみます。


結果は・・・
<20℃>
温度が低いせいで、色があまり出ず、水と豆がキレイに分かれて見えます。
味は、良い酸味が際立つものの、苦味、コクともに弱くて全体的に薄い印象。

<40℃>(左から2番目)
コクがまだ薄いものの、酸味やフルーティ感が出て良いバランス。苦味はまだ薄い。

<60℃>(左から3番目)
一気に苦味が強くなり、酸味も強く感じて酸っぱ苦い。あまり良くない感じ。

<80℃>(手前のビーカー)
苦味やコクも出て酸味も落ち着いた感じでバランス良し。

高温で抽出すると酸味が強く、低温では酸味が弱い
という一般的な説とは少し異なる結果に・・・。
60℃が予想より不味く、40℃が意外と良いバランスでした。
焙煎度合や豆の種類によっても違った結果になると思うので、
今後も引き続き試してみます。
drip bar COFFEE AND CRAFTS
ドリップバー コーヒーアンドクラフツ